日本酒の分類について

ブログ更新日:2015-06-02 11:54:26

日本酒を買おうとすると、ラベルに様々な○○酒と書かれている事に気付かれると思います。例えば「吟醸酒」とか「純米酒」等、今日はそんな日本酒の種類を整理してみようと思います。

まず、日本酒とは何かと言うと「米」と「麹」と「水」を主原料として日本独特の製法で作られた酒で、「清酒」とも呼ばれます。この中で条件を満たしたものが「特定名称酒」と呼ばれ、先ほど例に出したような「吟醸酒」等がこれです。そして「特定名称酒」以外を「普通酒」と呼びます。

そして、「特定名称酒」には8つも種類があります。「純米大吟醸酒」「大吟醸酒」「純米吟醸酒」「吟醸酒」「特別純米酒」「純米酒」「特別本醸造酒」「本醸造酒」です。最初に分けるポイントは名前に「純米」が入っているかいないかです。「純米大吟醸酒」「純米吟醸酒」「特別純米酒」「純米酒」と「大吟醸酒」「吟醸酒」「特別本醸造酒」「本醸造酒」になります。これは「純米」のつく酒が、「米」「麹」「水」のみから作られている事を示す為です。では、「純米」のつかない酒は何が入っているかというと、「醸造アルコール」が添加されています。昔は雑菌の繁殖を防ぐ等の目的で入れられていた様ですが、「醸造アルコール」を入れると風味が辛口になるので、今は味の為に入れられている様です。

では、残ったそれぞれ4つずつをどうやって分けるのかと言うと、米の研ぎ具合により分けられます。酒造りにとっては米は中心が大事で、それ以外の周りは雑味になるのでなるべく周りを削って中心の美味しい部分だけで作った酒の方が、良い酒とされているんです。一番精米歩合の高い「大吟醸」と「純米大吟醸」になると、なんとお米は半分になるまで研がれてしまいます。

お米の研いだ量が多い順番にすると、「大吟醸」「純米大吟醸」→「吟醸酒」「純米吟醸酒」「特別本醸造酒」「特別純米酒」→「純米酒」「本醸造酒」となります。すると「吟醸酒」からが4つになってしまいますが、この中での別れ方は「吟醸酒」か「そうでないか」で、「吟醸造り」という製法で作られたものが「純米吟醸酒」「吟醸酒」それ以外の製法が「特別本醸造」と「特別純米酒」になります。

さて、文字が多いですが解りましたでしょうか?

日本酒好きさ

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